スプリングの個性 |
スプリングを選ぶ祭、どういう情報を元に選択するのか?
一般的には、人や雑誌やネットから得たクチコミ等の情報を元に、「この銘柄が良いみたい」という事で、内径&長さ&レートが合う物があれば、それを選ぶという感じでしょうか。
かなりマニアックな方になると、許容荷重や密着荷重を考慮に入れる場合もあるでしょう。
その情報はメーカーカタログに記載されているもので判断するしかありません。
うちでは沢山の直巻スプリングを在庫しています。
新品もありますが、中古の方が多いです。
業者からアウトレットとして仕入れた物、お客様から譲って頂いた物、下取りした物等々です。
これはセッティングテスト用であり、合えばそのまま安価で販売する場合もあります。
スプリングには、メーカー毎の個性があります。
同じ内径、長さ、レートでも、メーカーが違えばその性質は明らかに異なる場合が多々あります。
許容荷重や密着荷重を参考にすると、ある程度その個性の傾向が見えてきますが、必ずしもフィーリングと一致するとは限りません。
「低反発、中反発、高反発」と同サイズで3種類の設定をするメーカーさんが出て来ましたが、これは凄い試みだと思います。
だって、在庫数が半端ないと思うので(^^;
私は、そのメーカー毎の個性を理解し、ダンパー特性とのマッチングを考慮し、お客様の要望や走行ステージに応じて組み合わせを決めます。
本当はこのメーカーを使いたいけれど合うサイズが無い、という場合も多々ありますが・・・。
ダンパーに関してはメーカー毎に特性が違うというのは皆さん結構知っているのですが、スプリングとの組み合わせまでは中々至っていないと思います。
私は多くの銘柄を体験する事で多くの引き出しを得られました。
今までセッティングをお任せ頂いたお客様達のお陰で経験値&知識が増えました。
そして、現在もまだまだ勉強中です。
サスペンションセッティングは答えと終わりが無いので、その都度「最高のbetter」が提供出来るよう、情報収集を続けます。