2010年 09月 14日
強化スタビライザーの弊害 |
相変わらず良く見かけます・・・強化スタビの弊害
一般的には「乗り心地の良さ」を求めてスプリングレートを下げる方向でセットします。
また、後輪駆動車の縦トラクションが欲しい場合にもスプリングレートを下げる場合が多いです。
そうすると運動性能的にロール剛性が足りなくなり、スタビライザーを硬くする方向でセットする・・・というのが一般的によく見られるセッティング方向。
これは社外部品を使ったチューニングカーの場合に限らず、ノーマル車(スポーツタイプ)でも多く見られる傾向。
自動車メーカーでもこの様にセットアップするのですから、これが王道なのでしょう・・・。
しかし、私はこの手法が嫌いです。
特に硬いスタビライザーを使う事が嫌いです。
理由は、「インリフトを誘発し易いから!」
社外強化スタビに見られる宣伝文句「乗り心地をキープしたままロール剛性をUP」
確かにそうですが、その弊害について説明がなされていません。
この弊害こそ「インリフト」です。
サスペンションストロークをタップリ確保しても、スタビでロールを抑制する事でそのストロークを生かす事が出来ず、ストロークに余裕があるにも関わらずインリフトをしてしまう事が多々あります。
サスペンションストロークの確保が難しい全長調整式車高調と強化スタビの組み合わせはある意味最悪の場合があります。
ロール角の浅いコーナリング中は安定感があって良いでしょう・・・しかしロール角の深い場面になると途端にアンダーステアやオーバーステアが顔を出す。
インリフトにより急激にグリップバランスが変わる為で、こんな場合は一度スタビライザーとサスペンションストロークの関係をチェックしてみて下さい。
場合によってはスタビを弱める必要がある事も多々あります。
こんな基本的な事なのにアフターパーツ市場には殆どありません・・・ノーマルより弱いスタビライザーが・・・。
何でも「強化」すれば良いと思っているのでしょうか?
「強化」=「チューニング」だと??
アフターパーツメーカーさん・・・お願いしますよ♪
一般的には「乗り心地の良さ」を求めてスプリングレートを下げる方向でセットします。
また、後輪駆動車の縦トラクションが欲しい場合にもスプリングレートを下げる場合が多いです。
そうすると運動性能的にロール剛性が足りなくなり、スタビライザーを硬くする方向でセットする・・・というのが一般的によく見られるセッティング方向。
これは社外部品を使ったチューニングカーの場合に限らず、ノーマル車(スポーツタイプ)でも多く見られる傾向。
自動車メーカーでもこの様にセットアップするのですから、これが王道なのでしょう・・・。
しかし、私はこの手法が嫌いです。
特に硬いスタビライザーを使う事が嫌いです。
理由は、「インリフトを誘発し易いから!」
社外強化スタビに見られる宣伝文句「乗り心地をキープしたままロール剛性をUP」
確かにそうですが、その弊害について説明がなされていません。
この弊害こそ「インリフト」です。
サスペンションストロークをタップリ確保しても、スタビでロールを抑制する事でそのストロークを生かす事が出来ず、ストロークに余裕があるにも関わらずインリフトをしてしまう事が多々あります。
サスペンションストロークの確保が難しい全長調整式車高調と強化スタビの組み合わせはある意味最悪の場合があります。
ロール角の浅いコーナリング中は安定感があって良いでしょう・・・しかしロール角の深い場面になると途端にアンダーステアやオーバーステアが顔を出す。
インリフトにより急激にグリップバランスが変わる為で、こんな場合は一度スタビライザーとサスペンションストロークの関係をチェックしてみて下さい。
場合によってはスタビを弱める必要がある事も多々あります。
こんな基本的な事なのにアフターパーツ市場には殆どありません・・・ノーマルより弱いスタビライザーが・・・。
何でも「強化」すれば良いと思っているのでしょうか?
「強化」=「チューニング」だと??
アフターパーツメーカーさん・・・お願いしますよ♪
by Base_M
| 2010-09-14 09:39
| セッティング(理論)
|
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