(続)プライマリースプリング |
今まで雑誌に取り上げられたり、このBlogで散々紹介していながら、最も伝えられていない事・・・
ご来店頂いて直接話をさせて頂いてる際には説明する事も多いのですが・・・
それは、計算と実際の食い違い
スプリングの定数計算の話ですが、ツインスプリングの場合、必ず定数の屈曲点が有るはずです。
荷重が掛かりプライマリースプリングが密着すると、メインスプリング一本で荷重を支えるようになる為、合成定数からメインスプリングの定数へ変化するポイントです。
しかし、実際に乗っていてこの定数の屈曲点を感じる機会はありません。
今まで感じたユーザー様もいらっしゃいません。
厳密には感じているのかもしれませんが、それが違和感になったり、変化することで挙動が変わったりという事はありません。
ちなみに、私自身、屈曲点を感じた事が有りません。
これが計算と実際の食い違いです。
私も初めてツインスプリングをテストした時はドキドキしました。
「いつメインに切り替わるんだろう?」「一気に挙動が変化するのかな?」とドキドキしながらテスト走行を開始したのを憶えています。
計算上では一気に定数変化があるはずなんですが、実際は感じない・・・・どこまでもなだらかな可変定数という感じ。
セッティングに関してご自身で勉強し、計算している方ほど不安になるポイントだと思いますが、ご安心下さい・・・実際は屈曲点を感じる事はありません。